緑茶

11003 浜茶 [広島] 在来

¥420(税込)

日本のお茶の産地名を挙げてもらった時に広島県と仰る方はそうはいないと思います。事実、広島の生産量はそんなに多くはなく、いわゆるマイナーな産地だと言えます。こちらの生産者さんはそんな広島県世羅の茶畑で在来種(=品種改良がされていない種子から蒔かれる実生のお茶で、地底に根を深く降ろし大地の栄養を沢山吸収して育つと言われています)のお茶を無肥料・無農薬で栽培されている方です。肥料の代わりに大地のミネラルや様々な成分を茶樹に取り入れてもらい、その土地ならではの味や香りのあるお茶を作ることを目指されています。このお茶はそんな彼が作った中でも特に個性的な「浜茶」というもの。潮風に当てて天日乾燥させたユニークな番茶です。風も少なく晴れた日も多い、穏やな瀬戸内地域だからこそできるお茶で、炒った豆のような香ばしさと爽やかな渋み、微発酵したがゆえの桃のような香りと余韻、そしてほんのり潮っぽさも感じます。このお茶の発する声はささやかですが、樹齢50〜60年、2メートル以上地中深くまで張った根っこ由来の優しい味わいをしっかり耳を澄まして感じてとってください。お茶の未来を照らすのはこんなお茶かもしれません。

茶名:浜茶
産地:広島県尾道市(世羅)
茶樹品種:在来

お茶の入れ方に決まりはありません。ご自分に合った方法を見つけてください。
※入れ方の目安は、茶葉5g 湯量150ml 湯温100度 浸出時間0.5分 です。