TOP
ABOUT US
7TEA TYPES
NEWS
ONLINE STORE
1 GREEN
2 WHITE
3 YELLOW
4 BLUE
5 BLACK
6 RED
7 OTHER / FLOWER TEA
CONTACT
PRIVACY POLICY
ストア
緑茶
緑茶
11029 [2021] 煎茶 [政所] 在来
¥
1,200
(税込)
20g 小袋 (¥1,200)
70g 大袋 (¥3,200)
数量
ADD TO CART
政所=まんどころ。滋賀県人でさえその正確な場所を知る人は少ない(たぶん)、鈴鹿山脈から琵琶湖に注ぐ愛知川源流域に佇む隠れ里「政所」のちょっと凄いお茶、政所茶。茶摘み歌に「宇治は茶どころ、茶は政所」と歌われ、約600年前の室町時代から続く歴史を誇るものの、様々な理由から生産量は減少し続け、今では「幻の銘茶」と言われ一部のお茶マニアだけが知るお茶となりました。時が止まったかのような日本の原風景を今に伝えるこの地では実生(茶の実から発芽)在来種の茶畑が多く見られますが、戦後に茶産業全体で品種化と機械化を進めた我が国において、在来種は今や全国で2%ほどになりました。一本一本に個性がある在来種は、それらが合わさることで独特の味わいを生み出します。また、挿し木ではなく実から育てられているため、根は地中深くまで伸び養分を吸い上げその土地ならではの味わいを表現する茶樹となります。地域全体で無農薬栽培を長く続けてきている上に一般的な日本茶栽培方法と比べ施肥量も少ないためにスッキリとしながらも茶の木自体の風味を直接的に感じることができます。テロワールですね。製茶加工で使う機器類も小さく茶畑や生産者ごとの個性も生かされているのも特徴的です。こちらの生産者さんの煎茶は非常にパワーがあるが故にその年の新しいものより一年寝かしたものの方が味わいがよく(←個人的感想ですが)、今回のご紹介は2021年産となります。味わいは素朴ながら非常に調和がとれ凝縮感があり、ミネラル感を伴った余韻がどこまでも続きます。それは、効率や競争力を求めず、古くから伝わるやり方を愚直なくらい頑なに守ってきたものの凄みでしょうか。多くのお茶が品種改良や優れた肥料・栽培技術の恩恵を受け進化する中、政所茶は変わらない事でその価値をより高めたと言えるかもしれません。無くしてはいけないお茶がここにあります。
茶名:煎茶
産地:滋賀県東近江市政所町
茶樹品種:在来
お茶の入れ方に決まりはありません。ご自分に合った方法を見つけてください。
※入れ方の目安は、茶葉5g 湯量150ml 湯温80度 浸出時間1分 です。